蓮沼執太が音楽ディレクターの展覧会「デザインあ展neo」明日開幕、内覧会をレポート

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蓮沼執太が音楽ディレクターを務める展覧会「デザインあ展neo」が明日4月18日に東京・TOKYO NODE GALLERY A/B/Cで開催される。この記事では本日4月17日に行われた内覧会の様子をレポートする。さらに音楽ナタリーでは蓮沼にコメント取材を実施。番組の音楽ディレクターを務めた3年間の思いや、「デザインあneo」になって初の展覧会開催について話を聞いた。

蓮沼執太とは?

1983年9月11日生まれ、東京都出身の音楽家。2006年10月にアメリカのインディーズレーベルから発表したアルバム「Shuta Hasunuma」でデビュー。2010年に総勢16名からなる現代版フィルハーモニックポップオーケストラ「蓮沼執太フィル」を結成し、2014年1月に1stアルバム「時が奏でる」をリリースする。2016年2月には蓮沼がシンガーソングライターとして制作したソロアルバム「メロディーズ」を発表し、9月に自身の音楽活動10周年を記念したライブイベント「蓮沼 X 執太」を開催した。2017年2月に蓮沼執太 & U-zhaan名義のコラボアルバム「2 Tone」をリリース。11月に公募から選抜した新メンバー10名を蓮沼フィルに追加した26名の新たなクリエーション「蓮沼執太フルフィル」を始動させ、8月に東京・すみだトリフォニーホールにてお披露目公演「フルフォニー」を行った。2019年には平成30年度「第69回 芸術選奨 文部科学大臣賞」メディア芸術部門において新人賞を受賞。同年8月に東京・日比谷野外大音楽堂で蓮沼執太フィル単独公演「日比谷、時が奏でる」を開催し、この模様を収めたBlu-rayボックスが2020年4月に発売された。8月に蓮沼執太フルフィルとしての1stアルバム「フルフォニー|FULLPHONY」を配信し、10月に同作のCDとアナログをリリース。

蓮沼執太

蓮沼執太

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左から映像ディレクター中村勇吾、総合ディレクター佐藤卓、蓮沼執太。

左から映像ディレクター中村勇吾、総合ディレクター佐藤卓、蓮沼執太。[拡大]

「デザインあ展」は、NHK Eテレで放送中の子供向け番組「デザインあ」および「デザインあneo」発の体験型展示イベント。今回で3回目となる本イベントは“動詞”がテーマとなっており、「みる(観察)」「かんがえる(考察)」「つくる・あそぶ(体験)」のステップでデザインを体感する作品や、360°をスクリーンに囲まれて映像と音楽を全身で感じる作品など、35点もの完全新作や番組内でおなじみのコーナーなどが多数楽しめる。

蓮沼執太

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内覧会のオープンに際し、マスコミ向けの挨拶に登壇した蓮沼は、約3年前に「デザインあneo」の音楽ディレクターをオファーされたときのことを振り返り、「実はかなり悩みました」と当時の心境を吐露。「この番組は映像と音楽の関係性があまり見たことがないほど完璧で。その中で僕が新しいことをする余地があるのかなと。でも、僕が参加することによって『デザインあ』が『デザインあneo』という新しい番組になって、これからも続いていく手助けができればと思ったのがお引き受けした理由です」とコメントし、さらに「実際に始めてみるとやっぱり楽しくて。番組には日本でもトップクラスの実力派映像ディレクターの方たちが参加しているので、僕も毎回新鮮な気持ちで、心と体を使って音楽を作ってこれました」と番組に懸ける思いを語った。

蓮沼執太 コメント

「デザインあneo」の音楽ディレクターとして

DJ KOOが声で参加する展示「DO IT!」を体験する蓮沼執太。

DJ KOOが声で参加する展示「DO IT!」を体験する蓮沼執太。[拡大]

オファーを受けた初めの頃は、1カ月くらい毎日ずっと音楽を作っていましたね。番組で使う曲を一気に作らないといけないから、年末もお正月も返上で(笑)。最初は番組のキャラ付けをするような楽曲をまとめて作らないといけないから、すごく大変でした。「デザインあ」で流れていた小山田(圭吾)さんの曲がすごくカッコよかったから、いきなり僕が入ることでまったく違う雰囲気になっても、番組のファンの方はがっかりすると思うんですよ。かといって僕が小山田さんの音楽をマネするのも違うし、そもそもできないし。小山田さんが引いてきたレールに寄り添いつつも、どうやって自分らしさを出していくのか、そのバランスに最初は苦労しました。でもいざやってしまえば自分のものになるので、なんとかクリエイションできたという感じです。

展覧会について

入口付近に展示されている巨大バルーン。

入口付近に展示されている巨大バルーン。[拡大]

今回の展覧会用に8曲くらい書き下ろしたんですけど、楽曲制作のために事前に展示の細かいディテールを教えてもらっていたので、実際に展示を見たのは会場が完成した当日の朝でした。ちょうど入口を入ってすぐのところにある「あ」の巨大バルーンを浮かべる瞬間に立ち会って、現場のクリエイションを担当した方々が「うおーー!」と盛り上がっていたのが印象的でしたね(笑)。僕の知り合いのクリエイターも多く参加しているんですけど、とても優秀な方ばかりで作品の完成度が高いので、大人も子供も楽しめる内容になっています。

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デザインあ展neo

2025年4月18日(金)~9月23日(火・祝)東京都 TOKYO NODE GALLERY A/B/C

読者の反応

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蓮沼執太|Shuta Hasunuma @Shuta_Hasunuma

NHK番組「デザインあneo」音楽ディレクターを務めた3年間の思い、初の展覧会開催について音楽ナタリーさんに話しています。

インタビュー✒️
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