品位のある彼女（字幕版）

嵐の夜、デソンパルプ会長アン・テドン宅で彼の後妻ボクジャが殺される。警察はアリバイのあるアン家の嫁アジン以外の家族を容疑者に絞り込むが‥。遡ること、ボクジャが面接でアン家にやってきた日。アジンは純朴で誠実そうなボクジャをテドンの介護人として採用する。

テドンは懇ろに世話をしてくれるボクジャに特別な愛情をかけるように。そんな中、テドンの長男の嫁チュミは普段は方言丸出しのボクジャが標準語で話す裏の顔を目にし、不信感を募らせる。アジンはチュヒとテドンの間に挟まり、ボクジャの扱いに頭を抱えるが‥。

テドンのベッドで添い寝しているボクジャを目にし、驚くアジン。必死で言い訳するボクジャに猶予を与えるアジンだが、その後もボクジャの行動は介護人の域を超えるばかり。そんな中、弁護士ギホにボクジャの身上調査を頼んでいたアジンは、彼女に横領詐欺罪の前科があることを知る。

猫アレルギーのチュミに当てつけるように猫を飼い始めるボクジャ。だが、数日後のテドンの誕生日までで解雇することに決めたアジンは目をつむることに。さらに、アジンは家政婦の話からボクジャがアン家について下調べしていたことを知る。

チュミへの仕返しに彼女の息子のウンギュを雨の中、追い出したボクジャ。怒ったアジンはボクジャに家から出ていくよう告げるも、ボクジャは絶対に出ていかないと強気の態度に出る。誕生日パーティーでテントが倒れたときに助けてくれたボクジャを信じ切るテドンだが‥。

テドンは家族の前でボクジャとの結婚を宣言。猛反対する家族だが、テドンは聞く耳を持たない。アジンがテントに細工する男が映った誕生日パーティーの動画を見せるも、まるで動じないボクジャ。ボクジャがこの家に来た目的はテドンとの結婚だと確信するアジンは頭を抱えるのだった。

ジェソクの浮気を知り、衝撃を受けるアジン。そんな中でもテドンとボクジャの挙式準備を進め、2人の結婚についてギホに相談する。落ち込みを察するギホに、アジンは苦しい心の内を話す。そして、アジンはギホの力を借り、テドンとボクジャに財産相続に関する婚前契約書を結ばせる。

デソンパルプ会長夫人となったボクジャはテドンを味方につけ、家の中でもやりたい放題に。浮気したジェソクに怒りが収まらないアジンだが、ギホに慰められ距離を縮めていく。ボクジャは、アジンに任せている家の切り盛りを自分がしたいとテドンに話すが‥。

ボクジャはテドン抜きで家族を集め、テドンの妻として彼らの態度を戒める。だが、アジンは早朝から家を出ていったジェソクに気が気でない。戻ってきたジェソクはソンヒと別れられないと言い出すが、娘のことを思うアジンはソンヒの元を訪ね、頭を下げるのだった。

アジンはボクジャに家を出ることを話す。ジェソクの浮気が原因と察したボクジャはテドンに話し、憤慨したテドンはジェソクに相手と別れるよう警告する。また、ボクジャは上流社会で生き残るための勉強を始める。一方、ジェソクはアジンが購入した家にソンヒを囲う。

アジンはギホを代理人に立て、離婚訴訟を起こすことに。ジェソクにも離婚を言い渡し、購入した家は自分の物だと主張する。その話を聞いたソンヒもジェソクに家の名義変更を迫る。そんな中、デソンパルプの製品から大量の蛍光増白剤が検出される騒動が。

アジンはソンヒに奪われた家に荷物を運び込み、ここは自分の家だとソンヒを一蹴する。ソンヒは警察に通報するも、アジンの代理人として現れたギホの弁により劣勢に。一方、ボクジャはジェグのせいで怪我をして入院。ボクジャに示談を拒まれたチュミは‥。

チュミからボクジャとのトラブルで拘束されているジェグを助けてほしいと頼まれたアジンは、ボクジャの元へ。ボクジャはアジンに負け、示談を受け入れる。また、副会長の座を得たボクジャは、会社の運営に介入していく。一方、ギホは離婚訴訟の依頼にきた男がアジンの夫と知り‥。

ボクジャはテドンから株を贈与され、会社も思いのままに。一方、チュミに手懐けられたバンスンはテドンにボクジャの真実を明かすが‥。そんな中、デソンパルプの筆頭株主が変わったことがニュースに。そして、アジンは離婚裁判の日を迎える。

会社の株を私募ファンドに売り、連絡も断つボクジャ。テドンは衝撃で倒れ、その話を聞いたボクジャは戻る気はないと突き返す。会社はMKキャピタルのハン代表が買収し、ハンが臨時でデソンパルプの代表を務めると表明。憤慨したチュミはボクジャを殺しに行くと息巻く。

意識を取り戻したテドンはアジンにボクジャを呼んでほしいと頼む。そして、周囲にはこのまま意識不明を装うことに。一方、ジェソクはギホのもとに乗り込み、離婚を無効にすると宣言。だが、ギホに僕が彼女を守ると言い返されてしまう。そんな中、アジンはボクジャを訪ねることに。

アジンはボクジャに株贈与を無効にするテドンの認知症診断書を突きつけ、罪を許すかわり再びテドンの介護人になるよう条件を出す。ボクジャは悩んだ末アジンの提案を断るが、あなたがしたことは泥棒だと言われ言葉をなくす。

「私をあなたみたいにして」というボクジャの言葉に驚きつつ、受け入れるアジン。ボクジャはアジンに従ってアン家に戻り、アジンは入院中のテドンにボクジャが家に戻ったことを告げる。そして、ボクジャが看病する中、テドンは目を覚ますのだった。

アジンはプンスクを訪ね、ボクジャに渡した毒入りのお粥について問い詰める。さらに、プンスク亭での盗聴について持ち出し、疑われているボクジャの潔白を証言するよう要求する。そうとは知らずテドンはボクジャに殺意を抱くほど憤慨。そして、その晩ボクジャの遺体が発見される‥。

ボクジャを殺したのは誰なのか、江南中はその話でもちきりに。事件は複雑に絡み合い、警察の捜査が難航する中、姿を消していたボクチュルが出頭。チュミにボクジャを殺害を依頼されたが殺さなかったと陳述。チュミは、アリバイを主張。そんな中、自分が殺したとジェグが自首し‥。